10月14日公開 実写版「耳をすませば」基本情報&あらすじまとめ 猫好きな方におすすめ!アニメ版も振り返ってみた

動物

はじめに

2022年10月14日、不朽の名作「耳をすませば」が実写映画化されます。

「耳をすませば」といえば、スタジオジブリ制作のアニメ版が有名ですが、今回の映画は原作は同じであるものの、リメイク作品ではなく、基本的には別物の作品となっています。

とはいえ、アニメーション映画でも描かれた、中学生の甘酸っぱい青春時代に加え、完全オリジナルの10年後の物語がメインに描かれた作品、ということで、とても楽しみですね。

今回は、実写版「耳をすませば」の情報やあらすじについて調べてみました。

また、アニメ版についても振り返ってみました✨

「耳をすませば」といえば、ストーリーの節々に登場してくるの存在。

猫に注目しつつ、物語を楽しむこともおすすめですよ✨

スポンサーリンク

実写版「耳をすませば」

基本情報

作品名:耳をすませば

原作: 柊 あおい

原作は「りぼん」(集英社)の1989年8月号から11月号に掲載されていました。

公開日:2022年10月14日

監督・脚本:平川 雄一郎

W主演:清野 菜名 (大人になった月島雫)

松坂 桃李 (大人になった天沢聖司)

あらすじ

メインで描かれていくのは原作の10年後(1998年)の物語

10年前の青春ストーリーも雫の回想という形で描かれていきます。

1988年、読書が大好きで元気いっぱいの女の子、月島雫(つきしましずく)は図書貸し出しカードでよく見かける「天沢聖司(あまさわせいじ)」という名前が気になりどんな人なのか想いを馳せます。

最初は最悪な出会い方をした二人でしたが、「チェロ奏者になる」という夢を追いかける聖司に、雫は次第に惹かれていきます。

そして、聖司は夢をかなえるためにイタリアへ。雫も小説家になる夢をかなえることを決意。

2人は離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、また再び会おうと誓いあいます。

それから10年後の1998年

雫は児童書の編集者として出版社で働きながら小説家になる夢を追い続けていましたが、おもうようにいかない毎日を送っていました。

それでも挫けそうになりそうなときは、イタリアで頑張っている聖司に想いを馳せ、自分を奮い立たせていました。

一方聖司も、イタリアでチェロ奏者になる道は、順風満帆ではなく、戸惑い、もどかしい日々を送っていました。

しかし、聖司にとっての支えも同じく雫でした。

そんなある日、雫は仕事で大きなミスを犯してしまい、仕事か夢かどちらを取るか選択を迫られ、夢を諦めるしかないのかと心が揺れ動きます。

その時、雫が向かった先は・・・

主題歌

翼をください」杏

映画では10年後の雫が10年前夢見ていた理想とかけ離れた現実の狭間で葛藤する姿が描かれています。その背中を押すように、この曲が物語を構成するうえで重要な要素となっています。

スタジオジブリ作品のアニメ版では「カントリーロード」が主題歌として登場していましたね。

実は、「カントリーロード」も原作コミックには登場していない、アニメ版独自のアレンジ要素

もちろん、この曲は実写版「耳をすませば」には登場しません

カントリーロード」は聖司との恋を経て、少し大人になった雫にエールを送る応援歌としてアニメ版「耳をすませば」のテーマを凝縮した歌となっていました。

今回の主題歌「翼をください」が映画のストーリーにどうしみわたっていくのか楽しみですね。

【参考 ネタバレ注意】スタジオジブリ映画 「耳をすませば」を振り返ろう

基本情報

作品名:耳をすませば

原作: 柊 あおい

公開日:1995年7月15日

制作プロデューサー:宮崎 駿

監督:近藤 喜文

あらすじ

主人公の月島雫は読書が好きな中学三年生の女の子。

ある日、父親が務める図書館で、自分が借りた本の読書カードにいずれも「天沢 聖司」という名前があることに雫が気が付いたところから物語は始まります。

会ったこともない聖司に想いを馳せる雫でしたが、2人は最悪な出会い方をしてしまいます。

しかし、電車も一人で乗ってしまうような不思議な猫、「ムーン」の存在が雫と聖司を不思議な絆でつないでいきます

ある日父親へのお弁当を届けるために電車に乗った雫はなぜか隣に一緒に乗っている不思議な猫のことが気になり、猫を追いかけていきます。たどり着いた先は、偶然にも天沢聖司の祖父が店主を営む「地球屋」という古道具屋。

そしてそこに置いてあった猫の男爵の人形「バロン」に雫は心を奪われてしまいます。

バロン」を見るために「地球屋」に通うようになった雫はある日、「地球屋」のお店の地下がヴァイオリンの製作所になっており、聖司の夢はヴァイオリン職人になることだと知ります。

夢に向かって邁進する聖司に刺激を受け、雫は進路も将来も自分の才能にもすべてがあいまいな自分を変えるため、何かやり遂げたいと考えるようになります。

そして、決意したのが「バロン」を主人公にした小説を書くこと

雫が書いた小説が「耳をすませ バロンがくれた物語」です。

書き遂げた雫は、また新たな目標に向かって進んでいきます。

聖司もまた、イタリアに渡り、ヴァイオリン職人になるという夢に向かって進んでいきます。

そんな二人のまっすぐな姿と純粋な恋を描いた青春物語

物語のラストでは聖司が雫にプロポーズしています。

「一人前のヴァイオリン職人になったら結婚しよう」という聖司に雫は「うれしい」と答えるのでした。

アニメ版「耳をすませば」では猫のムーンバロンが物語の鍵を握っていることから猫好きにはたまらないと言われていますよ。

バロンとムーン

ムーンのエピソード

ムーンは雫が小説を書くに至るきっかけを作ってくれた、雫の沈黙なる導き手となった猫と言われています。

雫を聖司の祖父が営む「地球屋」へ導くのも、不思議な猫ムーンです。

ムーンは野良猫で、いろいろな場所を転々としており、ムーン以外に「お玉」や「ムタ」などいろんな名前で呼ばれています。そして一人で電車に乗り、地球屋へ通います

雫がムーンに話しかける場面がたくさん出てきます。

雫「きみもかわいくないね。わたしそっくり。どうして変わっちゃったんだろうね・・。私だって前は、ずーっと素直で優しい子だったのに。本を読んでもね、この頃前みたいにワクワクしないんだ。こんな風にさ、うまくいきっこないって。心の中で、すぐ誰かが言うんだよね。かわいくないよね。」

実写版「耳をすませば」でもムーン登場

猫のムーンを演じているのは映画「コーヒーがさめないうちに」(19)や「ねことじいちゃん」(19)に出演したタレント猫『ぽんず』。

ムーンのオーディションでは10匹以上の猫の中で唯一完璧に演技をこなし、天才猫ぶりを披露したそうです。

この『ぽんず』の演技にも注目ですね

バロンのエピソード

「耳をすませば」では聖司の祖父(西司朗)が営む”地球屋”の猫の置物として登場します。

バロンのエピソードについて”地球屋”の西司朗が語っています。

バロンは留学先のドイツから西司朗が連れて帰った人形で、バロンの恋人はルイーゼという名前の白い猫の人形でした。

店先でバロンに一目ぼれした西司朗はバロンを連れて帰りたいと店主に頼みますが、店主に恋人のルイーゼを修理に出しているため、ルイーゼが帰ってくるまで譲ることは出来ないと断られます。

そんな時、ある女性が、ルイーゼが修理から帰ってきたら、私が引き取って必ず2つの人形を一緒にすると申し出ます。

西司朗はその女性に「必ず会いに来る」と約束をし、バロンを連れて帰国します。

しかし、戦争がはじまり、約束を果たせないまま・・

戦後、ドイツを再訪しましたが女性の消息もルイーゼの行方も分からなかったそうです。

バロンは今でもルイーゼを待ち続けていると思うと切ないですね・・。

ジブリ作品「猫の恩返し」にもバロン登場

実は「猫の恩返し」は雫が書いた物語という設定になっています。

バロンの他に、野良猫「ムーン」も登場していますよ✨

まとめ

実写版、「耳をすませば」不朽の名作から生まれたオリジナルストーリーとなっており、とても楽しみですね。

アニメ版では聖司の夢は「ヴァイオリン職人」だったのが、実写版では「チェロ奏者」。

主題歌も「カントリーロード」から「翼をください」へ。

アニメ版では青春時代、実写版ではその10年後

異なる作品だけれど、原作は繋がっている二つの映画、実写版もどんな映画に仕上がっているのか楽しみです。

アニメ版の「耳をすませば」も気になった方は是非見てみてくださいね。

何回見ても私の大好きな映画です。

猫がお好きな方にもおすすめですよ✨

コメント

タイトルとURLをコピーしました