まえがき
5月26日19時~テレビ朝日にて放送される、”どうぶつ撮れちゃいました”にてカルガモの親子お引越し密着映像が放映されるみたいです。
私も何度かテレビのニュースなどでカルガモの親子の引っ越しについて見たことがありますが、とてもかわいらしいですよね。画面越しについつい応援してしまいます。
今回はカルガモはなぜお引越しするの?などカルガモのことについて気になったので調べてみました。
カルガモってどんな動物?
カルガモはカモ目カモ科マガモ属に分類されます。
基本的には一年を通して同じ場所に生息し、渡り鳥のように季節による移動はしません。
日本には本州から南西諸島まで広く分布しており、「池」「水田」などの淡水域や「河口」「沿岸」などの汽水域まで広く生息しています。
池にカルガモがいる光景は比較的身近に感じる方も多いのではないでしょうか?私も小さいころからカルガモにはよく出会ってました。雨の日の後、学校の校庭に大きな水たまりが出来ると、カルガモが間違って泳ぎにきていたりして・・
カルガモの身体の特徴は?
カルガモの体高はオスの平均が約63cmで、メスの平均が約53cm程度とされています。
翼を広げると、90cmくらいにもなるそうです。
思ってたより大きい!
そして、カルガモといえばやはり先端だけ黄色くて他は黒いあの尖ったくちばしと
オレンジ色のかわいい足!
羽毛は全体的に黒っぽい褐色で、顔から首やお腹の部分にかけては白っぽく、胸元にはまだら模様のような茶色い斑点が広がっています。
カルガモの生態について
カルガモは雑食性で水草や昆虫、タニシ、時には稲や小魚も食べます。
昼間は水面などで休んでいることが多く、主に夜に餌を探しているようです。
4月~7月に繁殖期を迎え、水辺の草むらや竹藪などの一目につかないところに巣を作ります。
一度に10個ほど卵を産み、育てるのはメスのみです。
カルガモのオスは子育てに関してはノータッチみたいですね。
そして驚くことにカルガモは産まれてすぐに立ち歩くことが出来、自分で餌を採る方法を母親からすぐ教わるため、はやくから自分で餌を採れるようになります。(←驚きです!スパルタ教育・・)
なぜお引越しするの・・?
カルガモの主食は水草で同じ場所にたくさん生息していると餌がなくなってしまいます。
餌がなくなってしまうと、他のカモに子ガモが攻撃されてしまう危険性もあるので、母ガモは子ガモを連れてより安全で餌の多い場所にお引越しをするのです。
また同じ場所に居続けると、天敵であるカラスなどに襲われやすくなるため、とも言われています。
上記のような理由から、カルガモは引っ越しをするのですね。
ところで、カルガモの引っ越しの光景といえば、母ガモに子ガモが並んで一生懸命ついていく姿が思い浮かびますが、なぜ子ガモは母ガモに追従していくのでしょうか。
それにはカルガモが刷り込み現象という現象を持つ鳥である、ということが関係しています。
刷り込み現象とは?
産まれたばかりの動物、特に鳥類で多く見られる一種の学習。
目の前を動く物体を親と思い込み、以後それに追従して一生愛着を示す現象のことを言います。
動物学者のローレンツによって発見されました。
ローレンツがハイイロガンの卵を人工的に孵化させようとした際、卵がローレンツの目の前で誕生。すると孵った雛に親だと勘違いされてしまったことから発見されたそうです。
雛が自分の後ろをついてきてくれるなんて・・なんとほほえましい光景・・と憧れますが、餌の取り方とかを教えないといけないことを思うと安易に出来ませんね。
まとめ
今回はカルガモはなぜお引越しをするの?という疑問から、カルガモについていろいろ調べてみました。
- カルガモは渡り鳥ではない。留鳥で1年中日本にいる
- 雑食で子育てはメスのみ
- 産まれた時からスパルタ教育。自分で餌採れる
- 引っ越しは餌の確保と天敵から身を守るために必要
- カルガモは刷り込み現象という現象を持つ鳥
ちなみに”甘えん坊で守ってあげたくなるような可愛らしさをもっている”女性のことをカルガモ女子なんて言うみたいですね!素敵です。
私も、”どうぶつ撮れちゃいました”の番組を見るのが楽しみです。
かわいいカルガモの親子、はやく見たいな。
今回の記事で少しでもみなさんの参考になったなら幸いです。
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