”犬用車いす” メリット、デメリットは?車いす選びのポイントについてもご紹介【坂上どうぶつ王国】

動物
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はじめに

10月28日(金)”坂上どうぶつ王国(フジテレビ)”にて、5年間、鎖に繋がれっぱなし・・壮絶な過去を背負った土佐犬の「赤」が紹介される予定ですね。

番組では歩くことが困難になってしまった赤に、”また散歩に連れて行ってあげたい”という想いから車いすを制作することに。強いで結ばれた赤とご家族が紹介されます。

このご家族のように、病気や老化により元気に歩けなくなった愛犬に、出来ることは何でもしてあげたい。

犬用車いす」興味はあるけれど実際どうなの?

そう思っている方も多いのではないでしょうか?

今回は犬用車いすのメリット&デメリット、車いすを選ぶときのポイント、入手方法などについて調べてみました。

我が家のエピソード

我が家の散歩が大好きだった愛犬も、後ろ足にうまく力が入らず歩けなくなったとき、とても落ち込んでいるように感じました。

おしっこうんちも姿勢が取れず、歩けなくなった初日は、支えてあげても全くしようとせず、病院でカテーテルで抜いてもらいました。

次の日からは何とか支えて排尿してくれるようになったものの、後ろ足に介護用ベルトを付け、支えながらトコトコ歩く日々でした。

大好きだったクン活も諦め、10mくらい歩くと帰りたがる様子を見て、何とか元気づけたいと考えていました。

そんな時、頭をよぎったのが”犬用車いす”。

犬用車いすがあれば、好きなところに歩いていくことが出来、大好きなクン活も、好きな場所でおしっこやうんちもすることが出来るのでは・・?

そして、実際に車いすに乗せてみると、再び楽しそうに歩き始めました

その時の愛犬の姿が忘れられません。

犬用車いすを使用することのメリット&デメリット

メリット

  • 歩いたり、匂いを嗅ぐことでストレス解消になる
  • 自分の好きなところへ歩いて行けることで自信につながる
  • 歩くことで筋力の維持につながる
  • 排尿・排便を好きな場所、好きなタイミングで人の支えなしで行うことが出来る
  • 車いすだと犬も人もストレスフリー(後ろ足の介護用ベルトで介護しながら歩くことは人も犬もなかなか大変・・)
車いすに乗ったまま排尿排便出来るの?と疑問に思っている方もいると思いますが、車いすに支えられしっかりバランスがとれるみたいで人が支えるよりスムーズに出来ていました✨

デメリット

  • 車いすの選び方を間違えると犬にとって身体の負担になってしまうことも
  • 狭い道やでこぼこ道、坂道には不適
  • 費用がかかる
  • 装着を嫌がる子には逆にストレスになってしまう場合も・・
  • 車いすを装着した状態で座ったり伏せたりが出来ない
犬用車いすといえばかなり高額というイメージの方も多いと思いますが最近ではレンタル出来たりや既製品も増え、価格帯もさまざま。選び方のポイントを押さえてしっかり選べば低コストなものも◎

犬用車いす選び方のポイント

ポイント①車いすには二輪と四輪がある!違いを知って正しく選ぶ

二輪タイプがおすすめな場合
  • 後ろ足だけ怪我や病気で不自由になってしまった
  • 両足動くけれど加齢とともに足腰が弱ったシニア犬

二輪の車いすは、前足は元気に動くが後ろ足の力が弱い場合におすすめです。

前足で自分の後ろ足+車いすの重さをある程度引っ張ることになるので前足が弱ってきている犬には不向きです。目安としては自分で身体を起こすことが出来る場合は二輪タイプで大丈夫です。

四輪タイプがおすすめな場合
  • 両足とも弱ってきている
  • 前足の力が弱い
  • 自分の力で身体を起こせないシニア犬

四輪タイプの車いすはバランスよく車輪で支えるので、非常に少ない力でも自由に動けることが特徴です。

シニア犬のリハビリにも最適です。

万能ですが、前足が元気なのに四輪タイプを使ってしまうと、前足も弱ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

二輪から四輪へパーツを増やして変更できる車いすもあるので、愛犬の状況に合わせてピッタリのものを選んであげたいですね。

ポイント②軽くて丈夫な素材を選ぶ

おすすめは「軽量アルミ」を使用した車いす。

軽量アルミは軽くて犬の負担になりにくく、扱いやすいです。

汚れが付着しにくいため室内でも室外でも気兼ねなく使用することができますよ。

ポイント③着脱が簡単に出来、犬の負担になりにくいものを選ぶ

犬用車いすは着脱が簡単に出来るものを選びましょう。

使う際、着脱するのに時間がかかったり、着脱が難しかったりすると次第に使うことが面倒になってしまうことも・・

着脱しやすく、手早く装着できるものであれば、気軽にお散歩に行くことが出来、犬への負担も少なくて済みます✨

また、車いすの装備品についても犬の負担になりにくいものを。

  • 正しい姿勢がキープできるよう身体を支えてくれる「胴当て」付きの商品
  • 後ろ足が全く動かなくなってしまっている場合は「後ろ足ホルダー」付きの商品
  • 身体にフィットする部分にクッション材が使用されている商品

装備品は工夫されているものも多いので、愛犬の状態にあったものを選んであげましょう。

入手する方法

<入手する方法>

  1. オーダーメイドで制作してくれる工房に依頼する
  2. 既製品を購入する
  3. レンタルで試してみる
  4. 手作りに挑戦してみる

費用はオーダーメイドだと3万円~20万円程度、既製品だと1万円~10万円、レンタル1週間数千円~。

オーダーメイドでは愛犬にぴったりのサイズで制作できることはもちろん、保証やアフターケアがしっかりしている工房が多いです。また、1週間数千円ほどでレンタルを行っている場合もあるので、愛犬に車いすが合っているかどうか試したい場合は、一度レンタルしてみることもおすすめです。

また、既製品であっても、サイズが調整可能なものも多く販売されています。

Amazonや楽天のサイトから気軽に購入することが出来ますよ。

また、車いすを塩ビパイプなどで手作りしている方もいらっしゃいます。

愛情たっぷりの手作り車いすも素敵ですね。(安全性だけは確認してあげてくださいね!)

歩けなくなったときの車いす以外の選択肢

ペットカートでお散歩

歩けなくなっても太陽の光を浴び、風を感じ、風に乗って運ばれてくる匂いを嗅ぐことは、犬にとってきっと楽しいことのはず。

実際に歩かなくても気分転換になります。

介護ベルトで歩行を補助

犬用介護ベルトは介護ハーネスとも言います。

不自由になった後ろ足や、身体をベルトやハーネスで飼い主が支えることで、犬が歩きやすくなります。

愛犬が歩けなくなって一番初めに調達したのが介護ベルトでした。介護ベルトがあれば少し歩いたり、倒れそうなときはすぐ支えてあげたり臨機応変に出来て便利でしたよ。

歩けるくんを装着して歩きやすい身体のバランスに

身に着けるだけで足腰の踏ん張る力を強力にサポートし、体幹を安定させ、体のふらつきや転倒予防に効果のある最新のネックバンド

STEPEQThttps://eqt.co.jp/pet.html

我が家の愛犬には効果がありました。歩けるけれどふらついてきた、バランスが崩れて歩きにくそう・・そんな子にはおすすめです✨

まとめ

今回は”犬用車いす”のメリット・デメリットや選び方についてまとめてみました。

私は犬用車いすを実際に愛犬に使ってみて本当に良かったなと感じています。

自由に歩けたときの楽しそうな生き生きとした表情を見るだけで嬉しかったです。

クン活をし、好きな場所でおしっこうんちをして。

今までの当たり前だったことが出来ただけなのですが、それでもそんな愛犬の様子を見て私は幸せでした。

しかし、この車いす、ずっと使っていた訳ではありません。

次第に老化が進み、散歩に出かけても歩く時間よりも、休む時間が増えていきました。

車いすをつけた状態では犬の好きなタイミングで伏せて休むことが出来ないので最初は犬の様子を見て車いすを付けたり外したりしながら休み休み散歩していましたが、歩く意欲が減ってきたことで、車いすの使用を辞め、介護カートでのお散歩へ変更しました。

犬用車いす・介護ベルト・介護カート・・

歩けなくなったとき、愛犬にとって何が最適か悩みますよね。

どれを使う選択をしても、皆様と愛犬との時間が素晴らしいものでありますように・・

10月28日「坂上どうぶつ王国」、土佐犬の「赤」、車いすに乗って歩く姿が見れるのかな?と楽しみです。

辛い過去があっても、これからの未来が幸せな毎日でありますように✨

今回の犬用車いすについての記事が少しでも皆様のお役に立ちましたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

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